主要活動内容
「本美濃紙」プロジェクトにおける主な活動内容をご紹介します。
技術継承者育成プログラム
国の重要無形文化財保持団体と連携し、本美濃紙の伝統技術を継承する後継者を育成するプログラム。5年間の長期にわたる体系的な研修を通じて、伝統技法の習得から原料栽培、道具制作まで、本美濃紙製造に関わる全工程を学びます。
技術記録保存事業
重要無形文化財保持者(人間国宝)と共同で、本美濃紙の製造技術を高精細映像と文書で記録するプロジェクト。熟練職人の繊細な技と暗黙知を可視化し、体系的にアーカイブ化することで、確実な技術継承を実現します。
原料確保支援システム
本美濃紙の主原料である楮(こうぞ)の安定供給を確保するため、地域農家と連携した栽培支援システムを構築。遊休農地の活用や栽培技術指導、買取保証などを通じて、高品質な原料の持続的な生産基盤を整備しています。
新市場開拓イニシアチブ
伝統技術の保存には経済的基盤の確立も不可欠です。本美濃紙の新たな用途開発やデザイナーとのコラボレーション、国際展開支援などを通じて、職人が持続的に活動できる市場環境の構築に取り組んでいます。